2018年11月18日日曜日

ナラタージュ 2017 日本

監督:行定勲
脚本:堀泉杏
撮影:福本淳
出演:松本潤 有村架純 坂口健太郎

二面性と対比というものが、
とても上手く描かれている作品だと思う。

有村架純が演じる工藤泉は、
不幸であったり理不尽なことがあっても、
報われない恋にズルズルと引きずられていながらも、
それでも生き続けたり、
それには完全に引きずられない強さも持っている。


2018年11月6日火曜日

彼女がその名を知らない鳥たち 2017 日本

監督:白石和彌
脚本:浅野妙子
撮影:灰原隆裕
出演:蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 竹野内豊

阿部サダヲが演じる佐野陣治が、
竹野内豊が演じる黒崎俊一に何かしたのではないか、
という展開に入った時に、
きっと真実は違うのだろうな、と察してしまうと、
何となく結末は見えてしまうので、
そこにもう1つ工夫があると良かったのかなと思う。

2018年10月15日月曜日

ふきげんな過去 2016 日本

監督:前田司郎
脚本:前田司郎
撮影:佐々木靖之
出演:小泉今日子 二階堂ふみ 高良健吾

二階堂ふみの作品としては、
『ほとりの朔子』と似たような雰囲気だったが、
まどろっこしいがアップテンポの会話と、
シュールな笑いが面白い作品となっている。

2018年10月11日木曜日

ザ・サークル 2017 アメリカ

監督:ジェームズ・ポンソルト
脚本:ジェームズ・ポンソルト デイヴ・エガーズ
撮影:マシュー・リバティーク
出演:エマ・ワトソン トム・ハンクス

未来の超高度管理(監視)社会=ディストピア、
という題材は、かなり昔からSFの世界では描かれ続けてきた。

ディストピアになってしまう原因は大別して2つ。


2018年9月4日火曜日

IT/イット“それ”が見えたら、終わり。 2017 アメリカ

監督:アンディ・ムスキエティ
脚本:チェイス・パーマー ゲイリー・ドーベルマン キャリー・フクナガ
出演:ジェイデン・リーバハー ビル・スカルスゲールド

ホラーテイストのジュブナイル作品。
『スタンド・バイ・ミー』にホラーの要素を付け足したもの、
あるいは、ホラーテイストの『スタンド・バイ・ミー』、
と表現すれば、ほぼ間違い無いと思う。


2018年3月13日火曜日

サクラダリセット 前篇・後篇 2017 日本

監督:深川栄洋
出演:野村周平 黒島結菜 平祐奈 及川光博

小説は未読だが、アニメは鑑賞済み。
アニメを観た限りでは、とても独特な世界観の作品であるし、
セリフも多く、SF的というより哲学的な、
詩的な会話劇であるとも言えるので、
実写映像化するのに向いている作品とはあまり思えなかった。


2018年3月9日金曜日

きょうのキラ君 2017 日本

監督:川村泰祐
出演:中川大志 飯豊まりえ 平祐奈

殴ったら退学になるので真似しないように。
陰キャなのにスカート短くないか?
前髪短いのは可愛いけど。
てか、陰キャじゃなくて、あざといキャラにしか見えない。
ニノンていう名前も。


2018年2月20日火曜日

ゴースト・イン・ザ・シェル 2017 アメリカ

監督:ルパート・サンダーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン ビートたけし 桃井かおり

世界的に高い評価を得た漫画(アニメ)が原作だけあり、
それに対する高いリスペクトも感じるし、
1億ドル以上と言われている制作費をかけて作られただけあって、
漫画(アニメ)原作の実写化作品としては、
かなりクオリティの高い方だと思う。


2018年2月4日日曜日

デジャヴ 2006 アメリカ

監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン ポーラ・パットン

おそらく最初はこう。
犯人(オースタッド)が爆弾で船を爆破。
ATF捜査官であるダグが捜査。
同じくATF捜査官でありタグの相棒であるラリーが、
爆発に巻き込まれて死んだことを知る。
ダグがタイムウインドウによる捜査に加わる。
ダグは爆発を予告するメッセージを紙に書いて過去の自分に送れば、
爆発を阻止できる、ラリーを救える、と考える。
しかし、メッセージを読んだのは過去のダグではなく過去のラリーとなってしまい、
一人で犯人(オースタッド)を捕まえに行ったラリーは殺されてしまう。


2018年2月2日金曜日

疾風ロンド 2016 日本

監督:吉田照幸
出演:阿部寛 大倉忠義 大島優子 ムロツヨシ

東野圭吾のベストセラー小説を映画化した作品。
東野圭吾作品の映画化作品では、
広末涼子が可愛かった1999年の「秘密」、
堤真一の犯人役が凄かった2008年の「容疑者Xの献身」、
物語の先見性に驚いた2015年の「天空の蜂」、
という3作品が個人的には良かったが、
この「疾風ロンド」はハズレ側の作品だったかなと。


2018年1月30日火曜日

虐殺器官 2017 日本

監督:村瀬修功
出演:

2009年に34歳という若さで早逝した、
伊藤計劃(いとう けいかく)の2007年のデビュー作をアニメ化した作品。
但し、伊藤計劃が残した長編3作を全て映像化するという、
企画「Project Itoh」の作品としては、
「虐殺器官」はその最後の3番目の作品となっている。
内容というのは、近未来SFで、
9・11後の世界を予見的に描いている。


ハーモニー 2015 日本

監督:なかむらたかし マイケル・アリアス
出演:

2009年に34歳という若さで早逝した、
伊藤計劃(いとう けいかく)の2008年の2作目をアニメ化した作品。
世界を滅ぼしかけた「大災禍」と呼ばれる出来事を経て、
超高度管理社会を作り、平和を創り出した世界。
しかし、その事に疑問を抱いた少女たちが現れ・・・、という話。


屍者の帝国 2015 日本

監督:牧原亮太郎
出演:

2009年に34歳という若さで早逝した、
伊藤計劃(いとう けいかく)の2009年の3作目をアニメ化した作品。
但し、伊藤計劃が残した長編3作を全て映像化するという、
企画「Project Itoh」の作品としては、
「屍者の帝国」はその最初の1作目の作品となっている。


2018年1月19日金曜日

17歳のエンディングノート 2012 イギリス

監督:オル・パーカー
出演:ダコタ・ファニング

ダコタ・ファニングが演じる余命幾ばくもない17歳の少女と、
その少女に関わる人々の9ヶ月間を優しい雰囲気で描いた作品。


偽りの人生 2012 アルゼンチ・スペイン・ドイツ

双子の兄弟。
荒んだ故郷の沼地を出て医者になった弟のアグスティン。
故郷に残り養蜂を営みながらも犯罪で生計を立てる兄のペドロ。
ある日、癌に侵されたペドロがアグスティンを訪ねてきて、
自分を殺すか薬をくれと言われる。


2018年1月17日水曜日

ネオン・デーモン 2016 アメリカ/フランス/デンマーク

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:エル・ファニング

モデル業界の怖さをスタイリッシュに描いた作品、
かなと最初は思ったのだが、
終盤は「血の伯爵夫人」を思わせるようなホラーに。
しかし、殺して血を浴びるまではまだしも、
食べてしまう結末は意外だった。


ロスト・エモーション 2015 アメリカ

監督:ドレイク・ドレマス
出演:ニコラス・ホルト クリステン・スチュワート

原題は「Equals」で、等しい、という意味。
平和のために人々の感情が抑制された世界で、
感情に目覚めてしまう2人の恋、
という、SFにありがちな設定だが、
世界観も含めた完成度というのは高かったと思う。


2018年1月16日火曜日

インデペンデンス・デイ:リサージェンス 2016 アメリカ

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース ジェフ・ゴールドブラム

前作のカタルシスは、
超高度なテクノロジーを持つ宇宙人対ローテクの地球人、
つまり絶望的な戦力差がありながら勝利する、
という事と、
ダメな父親が最後に犠牲になって人類を救う、
という事にあった。


2018年1月9日火曜日

砂上の法廷 2016 アメリカ

監督:コートニー・ハント
出演:キアヌ・リーヴス ググ・バサ=ロー

最後に大きなどんでん返しが待っている法廷劇。
ただ、そもそもこれ、息子が母親をかばわなかったら、
どうなっていたのだろうか? 


ラスト・ナイツ 2015 イギリス 韓国

監督:紀里谷和明
出演:クライヴ・オーウェン モーガン・フリーマン

日本の忠臣蔵をベースにした物語で、
騎士たちが敵討ちをするまでの顛末を描いている。


ブリッジ・オブ・スパイ 2015 アメリカ

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス マーク・ライランス

ソ連のスパイを演じたマーク・ライランスが、
第88回アカデミー賞助演男優賞を受賞した作品。


虹蛇と眠る女 2015 オーストラリア

監督:キム・ファラント
出演:ニコール・キッドマン ジョセフ・ファインズ

原題は「STRANGERLAND」。

ニコール・キッドマンのフルヌードが話題になった作品だそうだが、
特にそれもインパクトがあるわけではない。