監督:ジェームズ・ポンソルト
脚本:ジェームズ・ポンソルト デイヴ・エガーズ
撮影:マシュー・リバティーク
出演:エマ・ワトソン トム・ハンクス
未来の超高度管理(監視)社会=ディストピア、
という題材は、かなり昔からSFの世界では描かれ続けてきた。
ディストピアになってしまう原因は大別して2つ。
1つには、社会を一括的に管理するシステム、機械、コンピューターが暴走し、
人類を滅ぼそうとする、というもの。
2つには、特権階級にある人たちが、平和や平等を理由に人々を管理(支配)し、
恐怖の独裁社会を作り上げてしまう、というもの。
この映画は、2番目のディストピアの危険性を描いたもので、
最後、特権階級になりかけた人たちにもプライバシーを持つ事を許さず、
という事で解決を図っている。
全体主義と個人主義、というのは、人類の永遠のテーマとも言える。
全体主義にもメリットとデメリットがあり、
そして、個人主義にもメリットとデメリットがある。
そこについて、考えるきっかけにする映画にしてみてはどうだろうか。
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