2017年11月9日木曜日

デッドプール 2016 アメリカ

監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ モリーナ・バッカリン

正直、マーベル映画はお腹いっぱい気味で、
ヒーローらしくないヒーローも目新しいわけではないし、
見た目もスパイダーマン+忍者タートルズのような感じで、
面白くなかったわけではないが、
やはりマーベル映画はお腹いっぱい気味。
それでも、まだまだマーベル映画は大ヒットしていて、
その人気の根強さを感じる。





アンチヒーローとは?

アンチヒーローというのは、
ヒーローらしくないヒーロー、
という事だと思うのだが、
ヒーローらしくない、
というのはどういう事かと言うと、
見た目が醜悪だったり汚らしかったり、
性格が不真面目だったり反道徳的・倫理的あるいは反規律的だったり、
社会的地位が低かったり反社会的な職業だったり、
とにかく、典型的なヒーロー像からは外れている、という事。

そういう意味では、
典型的なヒーローがまず存在していて、
そのカウンターとしてはじめて存在できるものだとも言える。

そして、もう1つあるのが倒し方、殺し方で、
典型的なヒーローというのは、
悪または敵であってもなるべく殺さないようにするし、
どうしても殺さなくてはならない場合でも、
絶対に酷い殺し方はしないが、
アンチヒーローというのは、
悪または敵であれば躊躇なく殺すし、
時には酷い殺し方をする場合もある、という事。

但し、ヒーローらしくないヒーローであってもヒーローではあるので、
それが意図的ではなかったとしても、結果としては必ず、
その行為が世のため人のためになっている必要がある。

もしそれがなかった場合には、
ヒーローではないのでアンチヒーローでもなく、
主観的な憧れ、というのは条件に入らない。

つまり、前述したような客観的な条件を満たしていない場合には、
いくら主観的に「自分の中ではヒーロー」だったとしても、
それはヒーローではなく、
ヒーローではないのでアンチヒーローでもない。

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