2023年9月4日月曜日

兵は詭道なり。2つの方向性の個の力。集団活動においては何をすべきか?

近年は情報の取得が容易となり、分析と、それに伴う対策を講じやすくなった。従って、兵は詭道なり、という事に従うのであれば、戦い方は短いサイクルで変化させる、場合(相手や状況)により毎回変化させる、という事が近年は更に必要になったのではないだろうか。そして、そうであるとしたら、2つの理由により、より個の力が必要になったと思う。

1つには、戦い方の変化に適応するため。

もはや、数年に渡って同じ戦い方で勝ち続けるのは難しくなり、更には、1シーズンであっても、同じ戦い方で勝ち続けるのは難しくなっている。そして、場合(相手や状況)により毎回変化させる必要性も高くなっている。従って、戦い方の変化に適応する能力が選手たちには求められ、特定のスタイルやシステムでしか力を発揮できない選手は難しくなった。

2つには、それでも、という個の力。

その一方で、それを逆説的に考えれば、あれやこれやの相手の対策に関わらず、それでも特定のスタイルやシステムで勝ち続けるためには、相当な個の力が必要となる、という意味においても、より個の力が必要になってくる。「臨機応変」が強いのか、それとも「一念岩をも通す」が強いのか、どちらであれ、それを成立させる原動力は、やはり個の力である。

集団活動においては何をすべきか?

但し、そうであるならば、組織力が重要ではない、という事ではなく、集団活動の重要さは、1つには、お互いに競い合い、そして助け合いながら、つまり学び合いをする事で、個の力を伸ばせる環境である事と、個と個の信頼関係、お互いを理解する事での連携、活かし合い、それを構築する事であり、言わば組織力とは、そういう事であるように思う。

そして、そういう土台の上に立つのが戦い方である。

前述もした通り、近年は情報の取得が容易となり、分析と、それに伴う対策を講じやすくなった。戦術的なノウハウに関しては、特に集団として動く戦術的なノウハウに関しては、誰であっても少し努力でき、知る気があれば知れる世の中になった。しかしながら、知っている事と実行できるかには大きな差があり、特に実行の常態化こそが最重要である。

■ jubeによるnoteの最新有料記事。

★ サッカーの観戦力を上げるための分析力向上方法。応用編。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!

★ サッカーの観戦力を上げるための分析力向上方法。基礎編。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!

★ 選手評価。日本代表。チュニジア戦。2023年10月17日。親善試合。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!

★ 選手評価。日本代表。カナダ戦。2023年10月13日。親善試合。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!

0 件のコメント:

コメントを投稿