監督:ルパート・サンダーズ
出演:スカーレット・ヨハンソン ビートたけし 桃井かおり
世界的に高い評価を得た漫画(アニメ)が原作だけあり、
それに対する高いリスペクトも感じるし、
1億ドル以上と言われている制作費をかけて作られただけあって、
漫画(アニメ)原作の実写化作品としては、
かなりクオリティの高い方だと思う。
最初に描かれる近未来の風景というのは、
原作が20年以上前に作られたものであるし、
そもそもそれも、30年以上前に作られた「ブレードランナー」、
その世界観を踏襲しているものなので、
やはり、古さであったり、既視感があるのは否めない。
しかし、スカーレット・ヨハンソンのミラ・キリアン少佐(草薙素子)や、
ビートたけしの荒巻大輔がどうだったのかというのは、
かなり印象的に個人差はあると思うが、
原作漫画(アニメ)の再現性、という部分については、
とても良くできていたのではないかと思う。
ストーリー的には、機械にも感情や自我が生まれるのか、
という、SFの定番の1つではあるが、
原作よりもスッキリとわかりやすいストーリーになっており、
そういう部分でも好感が持てた。
もちろん、それが物足りないと感じる人もいるとは思う。
そういう意味では、すごく有名なのは知っていたが、
原作はまだ観たことがなかった、
という人たちに、特にオススメな作品かなと思う。
原作は、後の「マトリックス」にも大きな影響を与えた作品でもあり、
SFの世界に興味がある場合には必見だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿