2018年1月17日水曜日

ロスト・エモーション 2015 アメリカ

監督:ドレイク・ドレマス
出演:ニコラス・ホルト クリステン・スチュワート

原題は「Equals」で、等しい、という意味。
平和のために人々の感情が抑制された世界で、
感情に目覚めてしまう2人の恋、
という、SFにありがちな設定だが、
世界観も含めた完成度というのは高かったと思う。





しかし、とにかく物語が展開するまでが長く、
約1時間ぐらいは淡々とした静かな展開が続くので眠くなってしまう。
個人的には、ニコラス・ホルトもクリステン・スチュワートも好きな役者なので、
何とか持ち堪える事はできたが、
そうではない人には辛いところかなと。

また、感情を完全に抑制できる薬ができるタイミングが絶妙すぎたり、
愛という感情意外の感情への描きなどが無かったり、
対比的な存在である、
感情が抑制されていない人々が住む島が全く描かれていなかったり、
そういうところも少し残念だった。

ちなみに、製作総指揮の一人はリドリー・スコットで、
ロケはほとんど日本にある建物で行われたらしいのだが、
そういう部分での楽しみ方はあるのかなと。
しかし、やはりそれでも、
典型的な近未来SF設定であると感じるし、
画的な変化の乏しさによる退屈さというのは拭えないかなと。

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