監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース ジェフ・ゴールドブラム
前作のカタルシスは、
超高度なテクノロジーを持つ宇宙人対ローテクの地球人、
つまり絶望的な戦力差がありながら勝利する、
という事と、
ダメな父親が最後に犠牲になって人類を救う、
という事にあった。
しかし今回は、前作から20年経ち、
宇宙人の超高度なテクノロジーを地球人が手に入れてしまっているし、
犠牲になるのは前作の英雄だった元大統領なので、
全くカタルシスを得られない。
それから、ドッグファイトや宇宙人との戦闘は迫力あるが、
それもバリバリCG感あるし、
人類滅亡が迫っているのに、
登場人物たちに悲壮感がほとんど無く、
まるでTVゲームをやっているかのような軽さがある。
その他にも、明らかに中国市場を意識した作りだったり、
宇宙人の設定がエイリアンそのままだったりと、
とにかく冷める要素が満載。
この映画を一言で言えば、超大作B級映画だった。
おそらくローランド・エメリッヒは真面目に作る気が無かったのだろう。
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