荒んだ故郷の沼地を出て医者になった弟のアグスティン。
故郷に残り養蜂を営みながらも犯罪で生計を立てる兄のペドロ。
ある日、癌に侵されたペドロがアグスティンを訪ねてきて、
自分を殺すか薬をくれと言われる。
アグスティンは今の生活に満たされておらず、
バスルームで衝動的にペドロを殺すと、
ペドロに成り済まして故郷の沼地へと帰る。
そして、そこでロサという20歳の娘と恋仲になるが、
兄が関わっていた犯罪へと巻き込まれてしまう。
最後は、ロサなどを救うために悪の元凶的な男を殺すが、
アグスティンも死んでしまう。
ペドロの殺し方が、あまりにも雑で衝動的なのでは、
という感じはしたが、
とりあえず故郷に逃げ帰りたかったとか、
愛してくれること以外は要求しないロサに惹かれたりとか、
弱虫だったアグスティンが最後はロサなどを救うために戦ったとか、
しかし、結末としては、
やはりアグスティンがやったことに対する代償としての死で終わるとか、
結構良くできた作品だとは思った。
しかし、ハラハラドキドキしたり心を揺さぶられるような要素は無く、
もう少し工夫が欲しかったところ。
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