2019年3月16日土曜日

blank13 2017 日本

監督:齊藤工
脚本:西条みつとし
撮影:早坂伸
音楽:金子ノブアキ
出演:高橋一生 松岡茉優 斎藤工 神野三鈴 佐藤二朗 リリー・フランキー

まず思ったのは、リリー・フランキーが演じる、
どうしようもないお父さんが、
家族を捨てて失踪し、
そのお父さんが亡くなって葬式が行われる、
というストーリーなので、
タイトルが表示されるまでの30分間ぐらい、
そのお父さんがどういう人だったのか、
お父さんが失踪してからも、
どれだけ家族が苦労したのか、
という事が描かれるのだが、
ハッキリ言って、その部分が長過ぎるかと。


2018年11月18日日曜日

ナラタージュ 2017 日本

監督:行定勲
脚本:堀泉杏
撮影:福本淳
出演:松本潤 有村架純 坂口健太郎

二面性と対比というものが、
とても上手く描かれている作品だと思う。

有村架純が演じる工藤泉は、
不幸であったり理不尽なことがあっても、
報われない恋にズルズルと引きずられていながらも、
それでも生き続けたり、
それには完全に引きずられない強さも持っている。


2018年11月6日火曜日

彼女がその名を知らない鳥たち 2017 日本

監督:白石和彌
脚本:浅野妙子
撮影:灰原隆裕
出演:蒼井優 阿部サダヲ 松坂桃李 竹野内豊

阿部サダヲが演じる佐野陣治が、
竹野内豊が演じる黒崎俊一に何かしたのではないか、
という展開に入った時に、
きっと真実は違うのだろうな、と察してしまうと、
何となく結末は見えてしまうので、
そこにもう1つ工夫があると良かったのかなと思う。

2018年10月15日月曜日

ふきげんな過去 2016 日本

監督:前田司郎
脚本:前田司郎
撮影:佐々木靖之
出演:小泉今日子 二階堂ふみ 高良健吾

二階堂ふみの作品としては、
『ほとりの朔子』と似たような雰囲気だったが、
まどろっこしいがアップテンポの会話と、
シュールな笑いが面白い作品となっている。

2018年10月11日木曜日

ザ・サークル 2017 アメリカ

監督:ジェームズ・ポンソルト
脚本:ジェームズ・ポンソルト デイヴ・エガーズ
撮影:マシュー・リバティーク
出演:エマ・ワトソン トム・ハンクス

未来の超高度管理(監視)社会=ディストピア、
という題材は、かなり昔からSFの世界では描かれ続けてきた。

ディストピアになってしまう原因は大別して2つ。


2018年9月4日火曜日

IT/イット“それ”が見えたら、終わり。 2017 アメリカ

監督:アンディ・ムスキエティ
脚本:チェイス・パーマー ゲイリー・ドーベルマン キャリー・フクナガ
出演:ジェイデン・リーバハー ビル・スカルスゲールド

ホラーテイストのジュブナイル作品。
『スタンド・バイ・ミー』にホラーの要素を付け足したもの、
あるいは、ホラーテイストの『スタンド・バイ・ミー』、
と表現すれば、ほぼ間違い無いと思う。


2018年3月13日火曜日

サクラダリセット 前篇・後篇 2017 日本

監督:深川栄洋
出演:野村周平 黒島結菜 平祐奈 及川光博

小説は未読だが、アニメは鑑賞済み。
アニメを観た限りでは、とても独特な世界観の作品であるし、
セリフも多く、SF的というより哲学的な、
詩的な会話劇であるとも言えるので、
実写映像化するのに向いている作品とはあまり思えなかった。